自然に生まれて、自然に消滅していった若き日の愛

私は二十代後半の男です。

私が異性と始めてお付き合いしたのは19歳の秋で、相手は当時通っていた大学の同学年の女性でした。

彼女との出会いのきっかっけ

私は医療福祉関係の大学に通っていました。

その大学の授業で、4人グループを組んで研究発表をするというものがありました。

彼女と私は同じグループだったのです。

その研究をまとめたものをパワーポイントにして発表するのが最終的目標となります。

彼女は大学のすぐ近くに下宿していたので、授業時間でたりない場合は皆で彼女の家に集まって作業を進めていたのです。

異性を意識したことのない自分が惹かれた理由

同じ学校に通いながらそれまで彼女とは全く面識はありませんでした。

当時の私は異性を見ても可愛いと思うくらいで、付き合いたいとか結婚したいなどの感情は微塵も持ち合わせていませんでした。

そんな訳で、年頃の男ながら無欲というか下心もなかった私は、女性を相手にしても男性を相手にするがごとく自然な態度でいました。

彼女にとって、そんな私の自然な立ち振る舞いが新鮮に思えたらしく、やがて彼女にその部分をとても気に入られるようになりました。

つまりは彼女からすると、私という男は一緒にいても緊張せず、気分が楽でいられる相手ということでした。

それは私にとっても同じことで、私達は音楽などの趣味も会いましたし、話すたびに互いを楽しい人、魅力的な人と思うようになっていました。

付き合いは自然と

そんな関係を続けるうちに友情はいつしか愛情にかわって行き、私達は自然とお付き合いすることになりました。

はっきりと「付き合おう」と提案したのは彼女の方からでした。

私にはかねてからの恋愛の趣味趣向はなかったので、こういう顔が良い、こういう性格が良い相手へ求めることはしませんでした。

そんな私が彼女のことを好きになった理由は月並みですが、一緒にいて落ち着くこと、楽しいことのみでした。

結局これが大事です。

デートは、殆ど彼女の下宿でした

デートといっても当時は勉学で忙しく、免許とお金ををもたない私には移動の足もなかったので遠出は出来ませんでした。

彼女の家で音楽DVDをみたり、ゲームをしたり、あとは大学近くのステーキ屋でご飯を食べたりしました。

イベントは少ない私達の関係でしたが、二人で話すだけでも楽しかったです。

彼女は明朗快活そのものの人で、同姓異性問わず友人が多かったです。

眩しい女性でした。

大学卒業が別れのきっかけ

私達は地元が遠く離れていたので、大学卒業をきっかけに心身共に自然と離れてしまい、いつしか関係は終わっていました。

いわゆる自然消滅でした。

それから連絡もとりあうこともありません。

青春の美しき思い出となっています。

距離が離れると厳しい結果になりやすい

もし、地元が違う相手と出会って本気に好きになったなら、距離という難関が既にあるのだから、その分想いの力を強くしなければなりません。

離れたくないのなら、はっきり想いを口にし、その先の二人の関係をどうするのかビジョンを打ち立てることが必要です。

愛の力を持ってしても距離の壁を崩すのは容易ではありません。

私達も実家がお隣さん同士だったなら、後には結婚していたなんて未来もあったかもしれません。